社内の関係性を向上させるために~ワーキングウーマンのためのアドラー心理学

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2014/11/25  (1/4ページ)

◇美香と中村の対話~発端は異動の挨拶が遅れたことだった!

==翌朝、社内ミーティング・スペースにて==

 美香 中村さん、体調はどう?昨日は心配したわ。でも出勤できて本当に良かった。

 中村 すみません、昨日は急に疲れがドッと出てしまって、持病の貧血もあり気分が悪くなりました。病院で薬をもらい、飲んでいます。

 美香 そうだったの。どうぞ無理をしないで大事にしてね。私は中村さんに謝らなければいけないわ。昨日はB社のことで、あなたに失礼な言い方をしてしまった。あなたの言い分も聞かず、一方的に傷つけたと思って反省しています。本当に申し訳ない。ごめんなさい。今さら蒸し返すのも悪いけど、経緯を教えてくれる?

 中村 いいえ、美香さん、そんな、頭を上げてください。私が悪いのです。もうすぐ美香さんの代わりに皆を引っ張っていく立場なのに、弱々しく泣いてしまい恥ずかしくてたまりません。

 経緯は……、たまたま美香さんが不在の時に電話があり「私が後任ですから代わりにご用件を承ります」と言ったんです。そうしたら、急に相手の方が不機嫌になり「まだ鈴木さんから何の挨拶もない」と言い出しました。私はお詫びしたのですが、ずっと不機嫌なままで、手を焼きました。それで、後になって美香さんに電話をしてきたんだと思います。

 美香 そうだったの、元はといえば私の挨拶が遅れたこと発端だったのね。それなのに私はあなたを責めるようなことを言って…。ごめんなさい。泣いたことも、精神的にいっぱい、いっぱいのときは誰だって、そんな風になると思う。配慮が足りずに、私が悪かったの。

 中村さんはとっても努力家で、この短い間にずいぶんとたくさんの仕事をこなしてくれたわ。あの業務フローと引き継ぎ事項のノートなんて、次の異動先でまねさせてほしいくらいの完成度だもの。本当、尊敬しちゃう。

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