【Web講座】ロジカルシンキングの達人になる

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2016/2/24  (1/5ページ)

 先日、保育園で子どもたちの作品展を見ていたときのことです。「学校に入ると、いろいろ描き方の指導を受けて、子どもたちの絵が常識的なつまらない絵になっていくんですよ」と言っていた人がいました。常識的で「正しい」絵が、良いのかそれともつまらないかは意見が分かれそうですが、言いたいことは分かります。知識は役に立つ半面、考えることや自分でしっかり見たり感じたりすることを奪ってしまう面があります。

 例えば僕の場合、MBAでも学部でも経営学についてこれをずっと感じてきました。「3C(Customer、Competitor、Company)分析」「SWOT(Strength、Weakness、Opportunity、Threat)分析」「セグメンテーション」などのフレームワークや専門用語を覚えるほど、自分で考えなくなる人たちが、たくさんいるのです。

 まあ、「自分で考えなくとも、正しい答えに行き着けばそれでいい」という考え方もあります。しかし問題は、それで出てくる答えが、そういう知識を得る前よりも劣っている、というケースが珍しくないことです。枠に当てはめたり、専門用語を使って話したりすることで満足してしまい、到達点が低くなっているのでしょう。

 一方でもちろん、知識が有用な局面や、知識がないことでとんでもない間違いを犯してしまうこともあります。そこで今回は、「知識とどう付き合えばいいか」を考えてみたいと思います。

>> 知識がマイナスになるとはどういうことか?

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