会社をやめても食える人の仕事力

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2014/3/12  (1/7ページ)

本連載は会社員を経て現在はフリーランスとして活躍する中山マコト、立花岳志の両氏が、会社をやめても“食える人”であるための仕事力についてお伝えします。

 この連載では、かつては企業・組織に属し、その卓越した“個”の力を磨き上げることによって、現在フリーランスとして活躍する人たちの考え方や行動から、「自在力」の身につけ方と磨き方を学んでいきます(自在力については連載第1回をご覧ください)。

 今回は、自在力6「行動する力」と自在力7「情報力」について紹介していきます。

自在力6 行動する力

応援する力がある

 小谷羊太(ようた)さんという税理士の方が大阪にいます。

 見た目はちょっと軽めのお兄さん。

 私たち仲間の間では、ナニワのパンク税理士と呼ばれています。

 ですが、その小谷さん、税理士としての実力は相当なもの。

 『法人税申告書に強くなる本』(清文社)など、税務の専門書を何冊も書いていますし、たくさんの顧問先を抱え、忙しく飛び回る毎日を送っています。

 ある日私は、その小谷さんのすごい応援力を目の当たりにしました。

 京都に住む、私と小谷さんの共通の友人女性と3人で、京都でいっしょにお酒を飲んだときの話です。たまたま彼女の口から、「今度、東京滞在中に誕生日が来るんです」という言葉が出ました。彼女は、「東京には知り合いも少ないし、お祝いをしてくれる人もいなくて寂しいな」と続けます。

 私は東京に住んでいることもあり、「時間があるからお祝いしてあげるよ!」と。

 そしてそれから2カ月近くが経った、その彼女の誕生日。

 小谷さんが、突然、東京へやってきました。仕事のついでとか、打ち合わせにかこつけて、というのではありません。純粋に、その京都の彼女の誕生祝いのためだけに東京までやってきてくれたのです。

 私は小谷さんの人気の秘密を垣間見た気がしました。

 「あ、これをやられたら人は本当に喜ぶよな! うれしいだろうな」と思いました。

 応援されると人はうれしいものです。

 しかもそこにサプライズが加わると、感激は倍増し、印象に残ります。

 印象に残れば、何かのときに思い出す……そんなメカニズムです。

 もちろん小谷さんはそれを意識しているわけではありません。要は、無償の愛とでも呼べる行為です。

 応援する力は、信頼感を醸成します。記憶の底に残ります。

 損得抜きで、打算抜きで応援すること……それも自在力を育むうえで大切なことです。

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