会社をやめても食える人の仕事力

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2014/2/26  (1/6ページ)

本連載は会社員を経て現在はフリーランスとして活躍する中山マコト、立花岳志の両氏が、会社をやめても“食える人”であるための仕事力についてお伝えします。

 この連載では、かつては企業・組織に属し、その卓越した“個”の力を磨き上げることによって、現在フリーランスとして活躍する人たちの考え方や行動から、「自在力」の身につけ方と磨き方を学んでいきます(自在力については連載第1回をご覧ください)。

 今回は、自在力2「人同士をつなげる力」と自在力3「発想で勝負する力」について紹介していきます。

自在力2 人同士をつなげる力

独自の人脈を持っている

 ソリストとしての、これまた重要な能力の一つに、人脈力があります。ここで紹介する人脈力とは、自分がどれだけ人を知っているか、知られているかということではなく、

“人と人をつなげる力”、“脈の通じる関係をつくる力”

のことです。

 どんな企業にも、「あの人、実に独特の社内人脈を持ってるよね~」と言われるような人がいます。そしてそんな内部人脈力を持っている人は、実は社外にも同様な人脈を持っていたりするものです。結果、表面に出ている、誰でもが目にすることができる情報でなく、誰も知らない情報、当事者しか知りえない情報を手に入れることができ、判断も間違わず、方法の選択も全く違ったものになってきます。それこそが人脈力のたまものなのです。

 私は警察小説が大好きで、年間、かなりの冊数を読みますが、それらを読んでいても、重要なのはネットワーク = 人脈力だと感じます。つまり情報源の質と量が、捜査の成否を分けるというシーンに多く遭遇するからです。

 私自身、周囲に多くの人脈、ネットワークを持っていると思っていますが、「どうしてこの人とこの人が?」と驚くような人脈を持っている人は、社内での信頼も厚い人が多いものです。

 困ったときにも、社内の弱い部分を埋めてくれる外部の人や会社を、即座に用意できるからです。

 こうした人脈力は、単に顔が広いとか、知り合いが多いというのとは全く違います。

 いくら知り合いの数が多くても、その関係が薄くて、ある意味、張りぼての関係であれば、そのような人脈はないのと同じです。

 肝心なのは、本物のネットワーク = イザというときに助けてくれる、情報をくれる、手を差し伸べてくれる相手であるかどうか、ということです。

 しかしこれは、一朝一夕にはつくれません。

 結局、一人の人といかに深く付き合うか、胸襟(きょうきん)を開いて、お互いを見せ合えるか……そこがポイントになります。

 本物の人脈は、私利私欲からスタートした関係の上には成り立ちません。お互いが本質的に触れ合い、理解をしない限り、生まれないものです。知り合うだけでなく、結合してこそ、本当の関係は生まれるのです。

 人脈力。ぜひ磨いてください。

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