【Web講座】梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」

この記事をはてなブックマークに追加 この記事をmixiチェックに追加
印刷
2016/2/23  (1/5ページ)


名店、だけどトイレは男女兼用で狭い

 先日飲み仲間の某氏から「一杯やろう」と誘いを受けた。

 「お店は例の居酒屋だけど、今回は駅ビルに出店した支店を予約した。雰囲気は本店に及ばないけど、トイレのことを考えるとこっちの方がいいなあと思って」

 下町にある“本店”は昭和初期のたたずまいを残す、料理も酒もおいしい名店だが、悲しいかなトイレが狭く男女共用。店が活況を呈する8時過ぎともなると、薄い引き戸で隔たれたトイレの中の気配に耳をそばだて「早く!」と祈る、切ない顔の男女が列をなす。我慢できず近くのコンビニに駆け込む人もいる。

 この手の“名店”をデートに使う若い男性は、彼女が身をよじるようにしてトイレの順番を待つかもしれないという“想像力”が求められる。

 「若者御用達の飲食店評価サイト」を改めて見たが、酒、料理の味、価格、店構え、個室や座敷や床の間の有無、店員の応対などきめ細かな情報であふれているのに、「トイレの数や使用感」についての記述はあまりない。

>> トイレは思考のリセット場所

<< >>
バックナンバー

この連載の一覧
著者プロフィール

この著者の連載一覧

  • 【Web講座】梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」