【Web講座】梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」

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2016/3/31  (1/5ページ)


「不機嫌そうな顔」で記念写真

 「カメラ見て目をつぶらない、動かないで、笑って、もっとー笑って、はい!」

 年の初め、某所で楽しく行われた会合の最後、仕事熱心な「プロのカメラマン」の集合写真を撮影した時の「掛け声」だ。そのひと月後に送られてきた写真を見たら、案の定、私を含む20人ほどのほぼ全員が、強張った、不機嫌そうな顔で写っていた。

 一度書いたことがあるが、関西の毒舌王と言われた上岡龍太郎さんが、番宣写真撮影のカメラマンの「笑ってくださーい」に「プッツンと切れた」時のことを思い出した。

 「何もおもろないのに笑えるか! 笑ってほしいんやったらおもろいこと言うてみろ! 上手に笑かしたら笑ってやってもええ! どや、笑かしてみー!」

 意表を突かれたカメラマンの「びびりっぷり」に、上岡さんも私も大爆笑。偉いものでカメラマンはひるみながらもきっちりバシャバシャシャッターを押し続けていたから、結果として実に楽しそうな写真が出来上がった……という昔話だ。

 時代が変わり、日本国民の多くが日常的にカメラを携帯する現代(スマートフォン、携帯電話、タブレット端末のカメラ機能を含む)、我々がかつてに比べ格段に「写され上手」になったかといえば、そうでもない。陽気にピースサインはしているものの、目が笑っていない「残念な写真」がぞろぞろ、なんてことはないだろうか?

 モデルさんやアイドルなど「映るのがプロな人」以外の我々は、相変わらず「写され下手」な気がする。特に「笑って、笑って!」などと言われれば言われるほど「笑顔」とは最も遠い「不機嫌な表情」になってしまう。

>> 撮影の時に写す相手への声がけ問題は?

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