あなたの強みを武器にする「ストレングス・リーダーシップ」実践法

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2013/6/28  (1/5ページ)

 新しくチームリーダーになった人から「昇進したのはいいけれど、今までの仕事の仕方や振舞い方のどこをどう変えたらいいのかわからない」といった質問を受けることがあります。

 確かにこれまでは、自分の仕事だけをしっかりとこなしていれば評価されたので、こんな面倒なことは考えなくて済んだのに、いきなり部下を10人も持ってしまうと、どうしていいか分からなくて不安になるという気持ちはよく理解できます。これは今まで部下のいなかった人が海外勤務になって現地でいきなり多くの部下を持つマネジャーになったときなどにも起こる問題です。

素晴らしいリーダーの尺度は実務能力ではない

 マネジャーになったからと言って、今までの10倍もの仕事ができるようになるわけではありません。でも、10倍ほどの仕事の責任を負わされるのです。

 では、どうすればいいのでしょうか。なにか1週間で身に付けられる魔法のようなスキルがあって、それを身に付けさえすれば、素晴らしいマネジャーになれるとしたらこんなにいいことはありません。しかし、残念ながらそんなものはありません。

 私はよく研修などで「今まで出会った素晴らしい上司やリーダーはどんな人ですか」という質問をよくするのですが、そこでの受講者からの回答にカギがあるかもしれません。

 以下のように出てくる答は様々です。

・自分の意見を聞いてくれた
・自分のことを信じてくれた
・心をこめて叱ってくれた
・心を開いてなんでも話してくれた
・自分の信念を貫いていた
・公私ともにアドバイスをくれた
・透明性が高かった
・仕事にワクワクさせてくれた

など

 ここで注目すべきなのは、人間性にかかわるポイントが多く出てくる半面、「仕事ができた」「知識が豊富だった」といった実務的な点はあまり言及されないことです。

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