世界でいちばん自由な働き方

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2014/7/25  (1/4ページ)

 今は、正解のない時代……。と前回書きました。

 しかし、ここでちょっと想像してみてください。「正解がない」のは、組織=会社から離れ、一個人となった場合のあなたにとって、それほど悪いことでしょうか?

 たしかに、企業にとっては「正解」があるのに越したことはないでしょう。しかし、働く個人にとってみれば、「働き方」は「生き方」「人生」でもあるのです。

 あなたもおわかりのように、人がどう生きるかは、決して、あらかじめ定められた「正解」や「成功の方程式」「今までどおりのルール」だけで導き出されるわけではありません。

 「予想もしなかった出合い」

 「思いがけないチャンス」

 「ひょんなことからはじまった計画」

 「突然ひらめいたアイデア」

 そんな数々の「予想もしない展開」があったほうが、定められた正解がないほうが、よりエキサイティングで面白いのです。

 あえていうなら、正解はむしろないほうがいい。

 正解(と思われるもの)があると思うと、どうしてもその枠に閉じ込められてしまいます。守りに入ってしまい、今ある自分を越えていくことはできません。

 「とりあえず」「成り行きで」くらいの感覚が、面白い人生をつくるのです。

 そして、「決められた正解」に縛られないことが、何よりも「自由な働き方」であるといえるでしょう。

予想もしなかったことで、働き方は変わる

 ここでまた、シリコンバレーで活躍する日本人の事例をご紹介しましょう。

 「子供の頃から好奇心旺盛でした。12歳のときに見た、地元・宮崎のローカル新聞に載っていた『夏のアメリカホームステイプログラム』の広告にずっと興味を持っていたんです。でもうちはそれほど裕福ではなかったから……。それでも14歳のときに、私の強い思いに気づいてくれた両親が、ホームステイの費用を工面してくれたんです。

 カリフォルニア州・サクラメント郊外での1カ月間のホームステイは、とても素晴らしい体験でした。もっと英語ができればもっとコミュニケーションが取れて、もっといろいろな人と出会えると思い、必ずまたアメリカに来よう、とそのときに決めたんです」

 内田明香(さやか)さん、34歳。

 現在、世界トップクラスの製紙会社でパッケージ部門のプロジェクトマネジャーを務める、在米歴13年の女性です。

 ホームステイで素晴らしい体験をして、進路をアメリカに決めた内田さんでしたが、アメリカに至る道は決して「計画どおり」「正解どおり」のものではなかったようです。

 日本の高校を卒業した内田さんは、理学療法士(リハビリテーションの専門職)の専門学校に進みました。日本で資格を取ったうえで、理学療法の本場・アメリカの大学に入ってさらに勉強する、という計画です。

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