ビズアカ・インタビュー

この記事をはてなブックマークに追加 この記事をmixiチェックに追加
印刷
2016/3/23  (1/3ページ)

太陽光発電所も、現場の快適も作る!

玉井 礼子(たまい・れいこ)さん

 2006年、土木職で大林組に入社。現場監督を経て10年に本社勤務へ。12年より、生産技術本部にてメガソーラーの設計担当。主任。一児の母。千葉県生まれ。

――全国約70カ所の太陽光発電所の架台・基礎を設計

 大林組で、太陽光発電所の架台・基礎部分の設計をしています。弊社では、収益基盤の拡大をめざし、建築・土木・不動産開発というこれまでの事業に加え、再生可能エネルギー発電事業を中心とした新領域事業を2011年に立ち上げました。私はメガソーラーシステムを担当する部署の立ち上げメンバーとして参加し、これまでに70あまりの太陽光発電所の設計に携わっています。メガソーラーの建設は工期が短くスピード感があり、年に約20案件を進めていくペースです。現場は北海道から九州まで全国に点在していて、出張も多く、現場に入ると1週間泊まり込みということもあります。

――風土豊かな日本。同じ条件の土地はひとつもありません

 太陽光発電所は一見するとどれもパネルが並んでいて同じように見えますが、その土地の環境によって基礎設計が異なります。それぞれ地盤も違いますし、丘陵地では風が強かったり、地域によっては雨が多かったり。例えば、湿原が近い泥炭地の北海道・釧路の現場では、地盤がとても弱かったため基礎の現場試験を重ね、強度を保てる工法を探りながら基礎工事を進めていきました。現場の条件に合わせて設計にも工夫が必要で手間はかかりますが、これも日本が自然風土の豊かな土地だからですね。

――土木職の女性で同期はゼロ

 私は現在入社10年目です。土木職で入社しました。建設業のなかでもひときわ女性の少ない分野で、土木職で同期の女性はいません。最初の4年間は現場監督として東京や京都の工事現場で働きました。その後、本社勤務となり、橋りょうの設計を2年ほど担当し、前述のメガソーラーの新規事業に招集されました。現場監督時代には3つの現場を経験しましたが、3つ目の現場が私のキャリアの大きな転機になりました。20代後半のことです。

<< >>
バックナンバー

この連載の一覧
著者プロフィール