人事に聞く 企業の採用戦略

この記事をはてなブックマークに追加 この記事をmixiチェックに追加
印刷
2016/2/8  (1/2ページ)

 昭和シェル石油は女性社員の声を吸い上げる取り組みに力を入れている。出産休暇や育児休暇などの制度は整えているが、管理職を目指す女性は意外に少ない。活躍の場を広げるうえで女性社員の意識を把握し、変えていく必要があると考えたためだ。人事部門などを担当する新留加津昭常務執行役員に取り組みの内容を聞いた。

◇   ◇   ◇

昭和シェル石油の新留加津昭常務執行役員昭和シェル石油の新留加津昭常務執行役員

 1985年に昭和石油とシェル石油が合併して発足する前から女性社員を含めたダイバーシティー(人材の多様化)の推進に取り組んできました。ただ、現在も女性社員の比率は23%程度にとどまっていることもあり、制度の運用面では課題が残っています。昨年10月に約170人の女性社員を対象にしたアンケート調査では、約8割が「今より上の資格を目指したい」と回答しましたが、そのうち「管理職まで目指したい」と答えた人は3割にとどまりました。

 「成長したい思いはあるのに、責任のある役職には就きたくはない」という答えが出てくるのは、会社に何らかの問題があるということです。例えば、「管理職になるには長時間の残業をしなければならない」と思っていれば、育児などと両立したい女性社員は管理職を目指しません。月に1回利用できる在宅勤務制度を作っていますが、「在宅勤務するのは特別扱い」だとの意識が強いと利用は進みません。

<< >>
バックナンバー

この連載の一覧
著者プロフィール