人事に聞く 企業の採用戦略

この記事をはてなブックマークに追加 この記事をmixiチェックに追加
印刷
2015/12/28  (1/2ページ)

 大和ハウス工業が創業の精神を伝えていくことに力を入れている。新入社員や幹部候補の研修に、創業者の理念を考える時間を設けた。団塊の世代が退職する中、企業の精神を再確認する取り組みだ。人事部門を担当する池田秀司人財育成センター長に、内容と今後の計画を聞いた。

◇   ◇   ◇

池田秀司人財育成センター長池田秀司人財育成センター長

 創業者の石橋信夫が創業精神をまとめた冊子と、そのたすきを受けた現会長の樋口武男が執筆した書籍が会社の精神的な支柱となってきました。特に石橋が残した「スピードこそ最大のサービス」という遺訓は現場で受け継がれ、創業から58年目で連結売上高2兆円の企業に躍進する原点となってきました。

 団塊の世代が定年退職を迎え、実際に石橋を知る世代が目に見えて減ってきました。30歳代以下の社員は現役時代の石橋を直接目にした機会がありません。朝礼で書籍を読み合わせる職場も減り、創業精神に触れる機会が減っています。成長の源泉となってきた思想を次代に引き継ぎ、浸透させるべく、今年から各階層の研修で時間を設けました。

<< >>
バックナンバー

この連載の一覧
著者プロフィール