研修最前線

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2015/7/22  (2/2ページ)

 そこで研修合宿の間、講師はひたすら返事をやり直させる。実際に研修を体験した製薬会社の中堅社員は「最初は戸惑ったが、研修が終わると自然と気持ちのいい返事ができるようになった」と語る。「しばらくたつと声がしぼみがちなので、定期的に研修のことを思い出すようにしている」という。定期的にBGWの研修を取り入れるノジマも「活気のある売り場作りにとても役立っている」と高評価だ。

 BGWではこれまで約900社向けに研修を開いてきた。研修を依頼されるのは、メーカーの営業職や小売業など人に接する企業が多いという。研修依頼が増えている背景について宮崎社長は、各企業が現場で実践的に仕事を身につけさせるオンザジョブトレーニングが主流になりつつある一方、「企業内での研修は難しいことをやりすぎている」ことにあると分析する。企業内研修の場合、どうしても専門知識や技術習得が優先されてしまう傾向にあり、社員の前向きな姿勢や行動力を引き出すまでには至らないことが多いと指摘する。

活力を呼び込め

 BGWでは、仕事の効率を上げる近道は、従業員が笑顔でいられる活気ある職場作りから始まるとしている。業種を問わず、多くの職場で活力を呼び込みマンネリ化を防ぐためには、冒頭の研修風景にも見られたように、まずは意識して大きな声での返事を心がけることが重要な第一歩になると感じた。

(企業報道部 中藤玲)

日経産業新聞ではLearning面で「管理職講座」や「ビジネスQ&A」などの記事も連載しています。

 

[2015/06/16/日経産業新聞]

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