私の課長時代

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2016/4/1  (2/2ページ)

 ■07年に店舗のオペレーションの構築や管理などを手がける営業本部本部長に就任した。

 この頃から従来よりも3~4割小さい100平方メートル規模の小型店にチャレンジを始めました。小型店は売り場もバックヤードも小さいので物流を変えなければなりません。店舗数も増え、そのための物流網構築には苦労しました。

 例えば地方の小さなメーカーの中には、手書き伝票を起こして1店舗ごとに商品を送ってもらうところもありました。店舗が増えたことでその負担が大きくなってしまった。そこで物流センターに一括納品してもらうことにしました。しかし、手間が軽減される半面、センターでの仕分け作業などの費用としてセンターフィーが発生します。このセンターフィーを理解していただくことが難しかった。

 必要性を理解してもらうため、実際にセンターを見てもらったこともあります。最終的にはメーカーの負担が軽減され、日配品などは鮮度良く消費者に届けられる仕組みになっていることなどを納得してもらえました。こうした試行錯誤が現在の物流システムにつながっています。

 小売業の苦境が続く中、2000年に大型店の出店を規制する大規模小売店舗法が廃止された。以後、郊外で大型ショッピングセンターの開業が相次ぐ。一方、都心部では駅ビルなどの大規模開発が増え、成城石井はそうした施設に小型店を出店するなどして店舗網を拡大していった。

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[2016/03/08/日本経済新聞 朝刊]

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