インタビュー我が社の人材戦略

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2014/3/17  (1/2ページ)

野村不動産人事部長 神保憲之氏野村不動産人事部長 神保憲之氏

 ――非正規社員の待遇改善に着手しました。狙いは何ですか。

 「当社の分譲マンション『プラウド』のモデルルームには営業担当者を8人程度配置しているが、その半数以上が女性の契約社員だ。女性ならではの気配りや、高いコミュニケーション能力を生かし、優秀な営業成績を上げる社員も多い。現場の女性が競争力の要といっても過言ではない。営業だけでなく新入社員教育にも活躍している。契約社員の待遇改善が課題だった。総合職並みに働きたいという人もいる。待遇の改善で会社へのロイヤルティーを高める」

 「キャリア形成の道筋も示す。マンション営業は土日出勤が多く、育児との両立が難しかったり、体力的に厳しくなったりする。30代で当社に入社した社員が40歳を目前に子育てなどを理由に辞めるケースがあった。優秀な人材が辞めてしまうのは会社にも損失だ。販売後のアフターサービスを担当する部門に異動し、高いコミュニケーション能力を生かしてもらうといった働き方を考えている」

 ――待遇改善の具体的な内容は何ですか。

 「4月に一律5千円のベースアップ(ベア)を実施する。契約社員430人のうち、本給が約30万円を下回る400人が対象だ。産業界では今春の労使交渉でベアの実施が広がっているが、主に正社員が対象で非正規社員に出すのは珍しい。政府が非正規社員の待遇改善を求めており、時代の流れにも沿う」

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