いまどき若手教育

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2014/4/9  (1/2ページ)

コマツは発祥の地でのボランティア体験などを取り入れた(石川県小松市)コマツは発祥の地でのボランティア体験などを取り入れた(石川県小松市)

 コマツは発祥の地である石川県小松市を拠点に約2カ月間の新入社員研修を行っている。会社の発展した歴史を学ぶほか、ボランティア体験などを通じて地域への愛着を深めるのが狙い。海外売上高比率が8割を占めるグローバル企業の同社だが、自衛隊の体験入隊など“日本的な”研修も盛り込んでいる。約260人の新入社員が参加する新たな研修が4月1日から始まる。

 「コマツという会社がどのように発展し、どんな強みや弱みがあるかを体感してもらう」――。社内で人材育成などを手掛けるコマツウェイ総合研修センタの荒井秀明所長は、会社人生の第一歩を発祥の地から踏み出す意義をこう説明する。

 小松工場跡地に2011年に研修施設を開設。それまで東京本社や各工場などで実施していた研修を集約した。ビジネスマナーなどの座学や工場見学だけでなく、コマツ設立の原点となった銅山跡への訪問や市内での草刈りのボランティアなども盛り込んでいる。また、宿泊先は地元のビジネスホテルや温泉旅館。休日は自由に観光もでき、地域への愛着を深められるよう工夫した。

 発祥の地での研修について、13年度の新入社員の北冨真言さん(25)は「地域の方々はコマツのことをよく知っており、コマツの社員として見られることに気が引き締まる」と話す。

 コマツには06年に作成したコマツウェイという行動規範をまとめた冊子があり、「コマツの歴史を体感すれば理解も進む」(荒井所長)。海外の現地法人トップらも、この研修施設で会議や研修を受ける。将来国内外で活躍するためにも会社の原点を知ることは重要で、仕事に対する意識を高めてもらう狙いだ。

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