ニッキィの大疑問

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2016/3/28  (1/3ページ)

 このあいだ、日本の犯罪が昨年は戦後最少になったという記事が出ていたわ。でも、治安が良くなったという実感があまり湧かないのはなぜかしら。

 刑法犯の減少について、合川瑞穂さん(32)と山田さくらさん(41)が坂口祐一編集委員に話を聞いた。

 ▼犯罪が減っているという記事を見ました。

 「警察が認知、つまり把握した刑法犯の件数が2015年は約110万件と戦後最少になりました。過去最高を記録した02年の285万件以降、13年連続で減っています。刑法犯とは殺人や傷害、窃盗といった刑法に規定されている罪と、爆発物取締罰則やハイジャック防止法などに違反する罪をまとめてこう呼びます。特に殺人はここ数年、年間1000件前後で推移していたのですが、昨年は933件まで減りました。殺人に関していえば、統計上は戦後、最も安全な社会になったといえます」

 ▼なぜ減ったのですか。

 「治安の悪化が言われ、多くの人が犯罪に遭わないよう気を配るようになりました。家のカギをより安全性の高いものにしたり、夜道を歩くときは気をつけたり。こうしたことだけでも犯罪は減ります。防犯ボランティアに参加する人の数は、03年の約18万人から14年は約278万人に増えました。これは人々の間に防犯意識が高まったことの証しでしょう」

 「警察官を増やし、安全な街づくりのための条例を作るなど、政府や自治体も力を入れました。いまや全国に300万台とも400万台ともいわれる防犯カメラの存在も挙げられます。事件が起きると、昔は刑事がまず現場周辺を聞き込みに回るのが捜査の常道でした。いまではとにかく周辺のカメラの映像を集め、分析するのが最優先の作業になっています。防犯カメラは捜査を助け、犯罪の抑止にもつながっていると思います」

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