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2012/3/2  (1/6ページ)

「日本の未来をここからつくる!」 1年間の取り組みの成果を発表

参加者全員と関係者の記念撮影参加者全員と関係者の記念撮影

 「やったー! グランプリだ!」――。2012年2月25日、東京都千代田区にある法政大学外堀校舎の薩埵(さった)ホールに喜びの声が響いた。

 その日、当地で開催されたのは「クエストカップ2012全国大会」(主催:教育と探求社)。全国の中学生と高校生が、学校の授業のなかで実在の企業や人物を題材に“生きる力”を学ぶのが「クエスト(探求)エデュケーションプログラム」であり、その1年間の取り組みの成果を発表するのがクエストカップ2012全国大会だ。

「クエストカップ2012」とは >> 

 審査の対象は、(1)実在の企業から出されたミッションに応える「企業プレゼンテーション」部門、(2)夢を実現した先人たちのストーリーを追う「人物ドキュメンタリー」部門、(3)自分の過去と未来の履歴書を執筆する「自分史」部門――の3つ。全国から集まった980の応募作品のなかから51の作品が選ばれ、各部門のグランプリを目指してプレゼンテーションを繰り広げる。

 今年のテーマは「日本の未来をここからつくる!」。開会式では、大会実行委員長で審査委員長でもある一橋大学イノベーションセンター長・教授の米倉誠一郎氏が「日本の未来をつくるのは君たちだ。この国をつくり替える気持ちで、今日から、ここからそれに取り組んで欲しい」と述べ、会場に集まった学生たちにエールを送った。

赤ちゃんが持てるクレジットカード、地域の人たちが子育てを通して支え合う

企業プレゼンテーション部門のグランプリを受賞し喜ぶ渋谷教育学園渋谷中学校の学生企業プレゼンテーション部門のグランプリを受賞し喜ぶ渋谷教育学園渋谷中学校の学生

 法政大学のある東京都千代田区では、朝から強い雨が降り続いた。そんななか全国から集まった学生たちは、部門ごとおよび企業ごとに教室に分かれてプレゼンテーションを行う。各グループや個人のプレゼンテーションの後に審査員が講評を述べる形で、午前中のファーストステージが実施された。

 午後からのセカンドステージでは、まず、企業プレゼンテーション部門での各企業の結果発表が行われた。

 クレディセゾンが学生たちに与えたミッションは「世代を超えて生きたお金が回りだす、あっと驚くポイントサービスを提案せよ!」。参加7チームのなかからクレディセゾン賞を獲得したのは、実践女子学園高等学校のチーム「KAP family」だ。

 同チームは、お金を使う方ももらう方も幸福を感じるならば、そのお金は生きていると定義。さらに、どの国の人もどの世代の人も互いに仲間意識を持って関わるような未来を目指すとした。

 そのための施策として、未来を担う赤ちゃんが生まれたときから持つことのできる「セゾンベビーカード」を提案。両親や祖父母といった親戚が養育費などを支払うことで、赤ちゃんの成長をサポートするもの。赤ちゃんが大人になったらセゾンカードとして使え、「永久不滅ポイント」を得ることができる。さらに、新サービス「セゾンソフティーズ」では、子供が使えるような商品に限り、永久不滅ポイントを利用して低価格で買えるようにする。

 また、「セゾンウェブページ」では、マイページを開設して同じような商品を買った人と情報を共有。多くの人と関わりも持てるようになる。マイページにアクセスするたびにポイントが加算され、そのポイントは経済的に恵まれず、子供のいる家庭に寄付される仕組みも考え出した。寄付を受けた家庭は、ポイントを使ってセゾンソフティーズの商品を買うことができる。セゾンウェブページでは、海外の人とも情報を共有することも可能。将来的には全世界でセゾンベビーカードを使えるようにすることを目指すという。

 KAP familyは、これらのサービスによって地域の人たちが子育てを通して支え合う未来がつくれるようになるとまとめた。

>> 高校生が政治に関心を持てるサービスを展開して日本の諸問題を解決

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