探訪ビジネススクール

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2015/11/7  (1/5ページ)

シュワス教授シュワス教授

 早稲田大学国際ファミリービジネス総合研究所は11月3日、同大学で「早稲田ファミリービジネスコンファレンス」を開催した。一族により所有・経営される企業は世界の約7割、日本国内の企業総数の9割以上にも上る。「家業」を次世代にうまく継承させられるかは大きな課題だ。欧州のトップビジネススクール、IMD(スイス)のファミリービジネスプログラムの責任者で主任教授でもあるヨアキム・シュワス氏が講演した。

 今回のテーマは「傑出した世界のベストプラクティスに学ぶ」。仕掛け人は早稲田大学ビジネススクールの長谷川博和教授。シュワス教授に続いて、日本ニュービジネス協議会連合会会長の池田弘氏(新潟総合学園総長)も登壇し、講演した。シュワス教授には、独自に革新的な家業継承法についてインタビューもした。

メディア、ビール、ソースなど4つの名門企業をケースに

 ファミリービジネスを研究する世界的な権威のシュワス教授。スウェーデンの複合メディア企業ボニアー、オランダのビールメーカー、ババリア、オイスターソースで有名な香港の李綿記、フォリピンの大手財閥アヤラの4つの名門企業をケースに取り上げた。いずれも同族により何代にも渡って会社を所有・経営している。

 まずファミリー企業といっても2つにタイプが分かれる。1つは一族の長男など1人がリーダーとなり、株を実質的100%継承していくパターン。有能なリーダーが続けば、企業は発展してゆくがそうとは限らない。この場合、日本では養子縁組などを活用して、永続を図るケースもある。しかし、これは世界的には珍しく、日本では関西系企業に多い形式だという。

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