探訪ビジネススクール

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2015/7/11  (1/6ページ)

 欧米では有能な経営者や管理職の養成機関となっているビジネススクール。日本国内でも入学希望者がめきめき増えている。日経Bizアカデミー編集長の代慶達也(よけい・たつや)は、早稲田大学ビジネススクールの長谷川博和教授の授業を模擬体験した。実際のビジネスにどう役立っているのか。起業した長谷川ゼミ出身の男女2人の起業家に聞きました。

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 東京・品川の天王洲アイル。独立系VC「サムライインキュベート」のスタートアップ支援センターがある。そこに居たのが韓国出身の李恵玉さん(41)。来日して10年、2人の子供もいる李さんは、何とビジネススクール在学中に起業した。昨年夏、進学情報サービス会社「デビューコミュニケーションズ」を設立、事業を開始した。

──李さんはソウル出身ですよね。何の仕事をやっていたんですか。

 国立の韓国放送通信大学を卒業して、1997年にインターネット系企業に入り、エンジニアをやっていました。ヤフーのようなポータルサイトですね。今は(韓国大手財閥の)SKグループの会社です。SNSのアイコンとか、開発していました。当時の韓国は世界的にネットビジネスで先行していました。日本でグローバルIT人材の募集があったので、2006年に家族で東京に来ました。

 日本語は、来日する1年前に1日に8時間勉強して覚えました。信託銀行の年金システムやソフトバンクの「ヤフーBB」のシステムなんかを作っていました。そして教育事業に関心があったので、5年前に「進路ナビ」という進路情報サイトの運営会社に転職し、エンジニアとして働きました。

──早稲田のビジネススクールに入るきっかけは何ですか。

 実は転職した進路情報の会社のオフィスは新大久保にありました。その近くに早稲田あったので、夜なら通えるかなと思いました。早稲田はサムスン・グループの創業者や現在の会長の出身校で、韓国でも有名です。40歳になったら、やりたいことを自由にやりたいと思っていたので、それがMBAだと。

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