探訪ビジネススクール

この記事をはてなブックマークに追加 この記事をmixiチェックに追加
印刷
2015/10/17  (1/3ページ)

 日産自動車が設立した日産財団は9月28~10月2日まで東京と横浜で「逆風下の変革リーダーシップ養成講座」を開催した。欧州の名門ビジネススクールのIMD(スイス)と早稲田大学ビジネススクールの講師陣のほか、カルロス・ゴーン社長や志賀俊之副会長が自ら講師となり、国内外の企業の幹部候補生を対象にグローバル人材育成のための講義を展開。筆者も体験させてもらった。

ケース(2)検証ダイバーシティ(多様性)効果(IMDのマズネフスキー教授と早大大学院の太田教授)

 次は9月30日午後の部、IMDのマーサ・マズネフスキー教授と早稲田大学ビジネススクールの太田正孝教授による「多様性のあるチームが成果を上げる方法」の講義にお邪魔した。マーサ先生がリードして、太田先生がサポートする方式で講義は進められた。マーサ先生は5割以上がカナダ以外で生まれるという国際都市トロントの出身。現在はスイスのIMDで組織行動学と国際マネジメントを教える。太田教授も異文化マネジメントと国際ビジネスが専門、昨年IMDに客員教授として赴き、2人は元同僚という間柄、すでにダイバーシティ効果を体現したようだ。

 「まずはラジオ体操をしましょう。私も日本文化を味わいたい」。

 さすが異文化大好きのマーサ先生、自己紹介を兼ねて受講生らとラジオ体操を体験した。

 「多種多様な人がいるチームがある。ではそのチームはハイパフォーマンスをあげられるか。ダイバーシティが強みになるときはどんな時ですか」。マーサ先生は受講生にこう質問する。

 「様々な知識が得られる場合はいいのでは」という受講生もいれば、「多様な人がいる場合、チャレンジしようというムードになれば効果が上がる。知らない人を理解しようとか、あるいは説得しようとか、そういう場合はチームが活性化する」という。

 「確かにワクワクする、学習意欲が上がる、そうなればダイバーシティのチームはうまく回りますが、実際はそう簡単にはいきません。自分を出せず、押さえ込む人も少なくないですね。ではどうすればいいでしょうか」。マーサ先生が突っ込む。

<< >>
バックナンバー

この連載の一覧
著者プロフィール