探訪ビジネススクール

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2015/11/14  (1/3ページ)

 来春の新「日経ビジネススクール」開講を控え、日本経済新聞社は11月12日、教育・研修事業説明会と講演会を開いた。コマツ相談役の坂根正弘氏が人材育成論について講演した後、早稲田大学ビジネススクールの内田和成教授が進行役となり、坂根氏と一橋大学大学院国際企業戦略研究科長の一條和生教授の3者が「鼎談」。グローバルリーダー育成法について熱い議論を戦わせた。

IMDで世界のエグゼクティブが猛烈に勉強

坂根氏ら3者鼎談坂根氏ら3者鼎談

内田教授 グローバルに通じるリーダーを育成するにはどうしたらいいのでしょうか。

一條教授 私は2003年に(欧州トップクラスのビジネススクール)IMD(スイス)に行って衝撃を受けました。世界のエグゼクティブ(企業幹部)はなんでこんなに猛烈に勉強しているんだと。毎日400~500人単位のエグゼクティブがここで徹底的な教育を受けているんです。世の中がどんどん変わる中で、最先端の知識を身につけるためなんです。

 もう一つ大きな魅力は地域や業種を超えたリーダー間の強力なネットワークができることなんです。同じ空間で議論し、ぶつかり合う。すごい強いつながり、人脈が生まれる。ですから仕事を何日も休んでも、高い受講料を払ってもいとわない。日本はどんどん取り残されていますね。

コマツの坂根氏コマツの坂根氏

内田教授 私も同感なんですが、日本企業の中には、ビジネススクールなんかに派遣しても、それで本当にペイするのか疑っている人も少なくないと思うのですが。

坂根氏 欧米には有名なビジネススクールがたくさんあります。うちの連中も行きたがる人間が少なくないですね。ただ、米国では20代でビジネススクールに通い、日本のように30~40代で企業から派遣されるというのとは全く違いますね。これは日本の雇用スタイルの問題ですけど。本当は日本こそビジネススクールのようなものがもっと発達してもよかったと思う。

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