探訪ビジネススクール

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2016/3/25  (3/4ページ)

早稲田で「グローバル経営」

 EMBA Essenceは、将来、企業の経営を担うことが期待されている、主に部長職や上級課長職が対象で、授業は月2回、1年間継続のプログラムです。正規のMBAコースではないので修士号はもらえませんが、全体の70%の科目に合格すると、早稲田大学総長名の修了証が発行されます。

長谷川氏長谷川氏

 プログラムの特徴はまず、将来の経営者の養成を目的としているので、どの授業も、問題解決能力向上へのニーズを満たすことに特化した内容になっていることです。例えばアカウンティング・ファイナンスの授業では、財務諸表の作り方を学ぶというよりは、財務諸表を見てそれをどう経営に生かすかを議論するなど、常に経営の視点からのアプローチを重視しています。

 授業は原則、日本語ですが、グローバル経営の要諦を学ぶ「国際経営」の授業は英語なので、英語の訓練もできます。

 また、先ほどのパネル討論で、リーダーの条件として価値観やビジョンの重要性が指摘されましたが、プログラムの中にも、企業理念や社会的使命、ガバナンス制度などについて考える「ミッション」という授業があります

 講師陣の充実も特徴です。LIXILの八木さんのような日本を代表する経営者を講師として招き、受講生が1対1に近い形で対話できる機会を豊富に設けています。また、教授陣は、実業界出身とアカデミック出身の教授のバランスがよくとれていて、受講生の様々な疑問や、さらには、日々の仕事上の悩みに関する相談などにも個別に応じられる体制を整えています。

 海外研修もあります。今年度は、2月に米西海岸を訪問。スタンフォード大学ビジネススクールでレクチャーを受けたほか、ツイッターやセールスフォースなどの企業を訪問するなどしました。非常に刺激的な研修だったと思います。

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