アジアビジネス 現場から見たヒント

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2016/3/8  (1/2ページ)

 アップルがインドに本腰を入れてくるようだ。直営店の開設、技術開発センターの設置等がここのところ相次いで報道されている。

Apple、インドで直営店をまもなく開設か、認可申請が承認される見通し(ITPro、2016/02/09)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/020900403/

Apple、インドに技術開発センターを設置する計画、地元紙の報道(ITPro、2016/02/18)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/021800499/

 インドのスマートフォンのシェア大手はサムスン、そしてインド地場のマイクロマックスなどが続き、アップルのシェアはわずか数%しかない。一方で、最近では新製品の発売はインドでも世界と同時発売になり、広告も増えている。最新機種だけではない。つい最近まで4sや5cといった世界では既に忘れられてしまったようにもみえる数年前の機種ですらインド国内では販売されていた。旧機種の販売は新機種よりも低価格でiPhoneを手に入れられるといった意味ではとあるインドの層にとってはベネフィットがあったのだろう。

 iPhone人気は特に都市部のアッパー層の中で高い。以前デリーの女子大生にインタビューしたときには、「iPhoneくらい持っていないと恥ずかしくて友達の前で携帯を出せない」などという声も聞いた。また、携帯でインターネットは使わないがiPhoneはステイタスシンボルとして重要だと語る40代半ばの金持ち主婦もいた。通話とSMSしか使わないのであればスマホは不要ではと思うが、ステータスシンボルとして重要なアクセサリーだという。

 スマホはインドでは成長市場で2億人を超える人たちが使っているという。一方でインドに出回っているSIMカードは10億枚を超えており、いまだスマホのシェアは低い。一方でiPhoneはその中でもさらににシェアは低い。一方でシェアが低い分だけまだここから先に大きな伸びが期待できると考えるのも自然な流れであろう。

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