国際弁護士・湯浅卓のTOEICビジュアル・リスニング術

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2016/3/29  (1/4ページ)

基本単語の聞き間違いは致命的

 今回は、シリコンバレーが生んだIT業界の天才を描いたアメリカ映画「スティーブ・ジョブズ」(Steve Jobs)から、TOEICリスニングの得点力アップに役立つ名セリフを紹介します。主演の名優マイケル・ファスベンダーと共演の名優ケイト・ウィンスレットは、この作品で本年度アカデミー賞主演男優賞および助演女優賞にノミネートされました。

 また、この映画をアメリカで観た日本のビジネスマン&ウーマンでTOEICのスコアが900点超の私の友人たちが、名セリフのなかに出てくる英単語のusually(通常、ふつうは)を「まったく聞き取れなかった!」と言ってきました。

 usuallyは学校英語の基本単語で、英会話の必須単語です。その重要語を聞き取れなかったら大変です。TOEICであれば大失点につながってしまいます。何とかしなければなりません。そこで今回は、「リスニングで絶対に外せないピンポイント英単語」としてusuallyを取り上げます。まずは次の点に注目ください。

【鉄則】基本英単語にリスニング脳が誤作動することもある。その理由をキチンと把握しておこう。

 語学の勉強を始めたころに習った単語は思い入れが深く、聞き取れないとショックです。まずは、usuallyを含む名セリフの聞き取りの参考になる他のセリフから見ていきましょう。なお、紹介する名セリフの順番は必ずしも映画の進行どおりではありません。

格好のリスニング素材となるインタビュー・シーン

 この映画の冒頭には、「2001年宇宙の旅」で有名なSF作家アーサー・C・クラークのインタビュー・シーンが挿入されます。これも格好のリスニング教材です。まずは、このシーンに登場するインタビュアーの質問からの抜粋です。

 I brought along my son, Jonathan, who, in the year 2001, will be the same age as I am now. Maybe he will be better adjusted to this kind of world that you’re trying to portray.

 (今日は私の息子のジョナサンを連れてきました。というのも、2001年には彼がちょうど、いまの私くらいの年齢に達するからです。あなたが描こうとする世界には、たぶん息子のほうがうまく適合するでしょうから)

 日本だったら、自分の子どもを有名作家のインタビューに同伴するなんて公私混同だと思われるでしょう。しかし、このインタビューが行われたのは1974年です。幼い少年は、当時からすればはるか先の2001年という未来を体現する存在です。中央のカメラに大写しにされたジョナサンはちょっとびっくりしていますが、その意を汲み取った巨匠アーサーは快く語り続けます。

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