仕事に効く「禅の言葉」

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2016/3/28  (1/3ページ)

 少子高齢化の道をたどる日本。独身男性や女性の婚活の話題はニュースとなり、書店では結婚に関する書籍が多く並び、30代、40代の独身男女が出会いを求める「婚活イベント」や「婚活サイト」などが話題を集めているようです。

 一方で、婚活を始めたのはいいものの、なかなかご縁がなく、「婚活疲れ」に悩まれている方も出て来ているとききます。ある30代後半の男性の方は、婚活を始めたが、ことごとく女性に振られて悩まれておられました。就職活動で内定がもらえないように、自分の存在価値を誰かと比較・評価されているような感覚に陥ってしまうようです。そのように考えてしまうと、とてもお辛いと思います。

 婚活の実体に関して、私はよく存じてないのですが、お相手を選ぶ先に、相手の年収や学歴、勤務先、年齢などのステータスや希望条件のみで考えていらっしゃる方が多いように聞きます。世の中の標準的な年収などが情報として目に入ってくる中で、「お相手の年収は500万円以上がいい」「絶対に子どもが欲しいから35歳までの女性に絞る」といった、数字だけに意識が傾いてしまう。コンピューターが自動的にセレクトするように、あまりにも数字だけで人を判断するような世の中になってしまっているように思います。

 情報化社会となった今、様々な情報が流れてきます。「これぐらいの貯えがないと将来的に破産する」といったようなニュースも含め、それは予測として正しいかもしれませんが、不安だけを煽ることにもなっています。情報は1つの指針であって、未来がその通りになるとは限りません。しかし、目に見えない不安だけが増殖すれば、やはり人は“数字”への意識が高くなってしまうのでしょう。

 「年齢的にも一刻も早くお相手を見つけたい」という気持ちは分かります。「仕事が忙しいから効率的にお相手を見つけたい」という方もいらっしゃるのでしょう。「ここまで独身できたのだから、条件が良くて若くてかわいらしいお嫁さんがほしい」と思っている方もいるかもしれません。しかし、結婚とは1つ屋根の下で苦楽をともにして添い遂げるもの。そのお相手選びに、“人間性”を大切な視点として考慮しないのは不思議なことだなと感じます。

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