仕事に効く「禅の言葉」

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2016/2/29  (1/3ページ)

 終身雇用制が崩れつつある今、年功序列の世界でもなくなってきました。先輩が自分の部下になったり、後輩が上司になったり、女性の管理職が誕生したりするなど、昔に比べると社内情勢も変化しています。人間関係の問題になりますから、必ずしも自分にとっては面白くない人事もあるかもしれません。

 そこで人事だから仕方ないと割り切って受け入れられる人は、うまく乗り切れるでしょうが、やっかいなのは、それに納得できないプライドの高いタイプの人や、逆に劣等感を抱いてしまう自己肯定感が低いタイプの人です。

 例えば、年下の上司から「いい加減にしてくださいよ」「何度言ったらわかるんですか!」などと言われたとします。プライドが高い人は腹立たしく思ってしまうかもしれません。自己肯定感が低い人は、腹立たしいのを通りこして、「自分は仕事ができない」と劣等感に襲われるようになってしまうでしょう。

 上司や周りの評価を気にする人ほど、「上司から低い評価を受けている…。自分より年下なのに…。なんて自分はできないやつなんだ」などと思い込み、負のスパイラルに陥ってしまいがちです。ミスすれば、上司はミスした部下への監視が厳しくなりますから、その監視状態にプレッシャーを感じると、気が弱い人ほど緊張してミスを犯しやすくなります。そんな状態になってから自信を取り戻すのは簡単ではありません。

 劣等感とは妄想です。劣等感のない人などおらず、人の心には少なからずあります。それを表に出すか出さないかは、育った環境や、学力や経歴といった身につけてきたものが関連してくるわけです。どんなに素晴らしい経歴を持っている人でも、人とのコミュニケーションが上手く取れないなどの劣等感を抱いている人はいます。その劣等感とどう付き合うかが大事になるのです。

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