語学達人への道

この記事をはてなブックマークに追加 この記事をmixiチェックに追加
印刷
2013/2/14  (3/4ページ)

FENがぜんぜん聞き取れず

高校卒業後、上京し、神田外語学院に通っていたころの思い出を語る竹村さん。高校卒業後、上京し、神田外語学院に通っていたころの思い出を語る竹村さん。

 2級合格で英語に対する自信がついた。竹村家の教育方針に反し、竹村は理科系・技術系の職に就かず、「将来は翻訳か何か、英語の仕事に就きたいと思うようになった」。それで高校を卒業後に上京し、語学学校の神田外語学院に入学した。「授業が英語で、英語漬けの生活」になった。

 あるとき神田外語の友人から「この本、いいから読んでみろ」と紹介されたのが松本道弘氏の「速読の英語」という本。「『新幹線で東京・新大阪間の3時間でTIMEを読み切れ』といった英語の修行のようなことが書いてあった。この本を読んで、ますます英語を勉強する気になった」と振り返る。

 しかし、このころ、自信をくじく出来事にも遭遇した。「ラジオでFEN(Far East Network)を聴いてみたら、速くて、まったく聞き取れないのです。知り合いのネイティブに『ネイティブにとってはどのくらいのスピードなの?』と聞くと、『ちょっとゆっくりかな』という答え。えーっていう感じでした。一応、高校時代に英検2級を取って、NHKのラジオ英会話も聴いていたし、英語にはそれなりに自信があったのに、ちょっとゆっくり目の英語も聞き取れないなんて、ショックでした。自分はダメじゃないかと落ち込みました」。

 それから小型のラジオを買って、毎日定時にFENのニュースを聴き続けた。それでも全然聞き取れない日が続いたが、3カ月ほどたったある日突然、2語だけ聞き取れた。「President Reagan」。「レーガン大統領だ。聞こえた!」。うれしかった。その後、ニュースのスピードにもだんだん呼吸があうようになり、聴けるようになったという。

>> 高校教諭を6年で辞め転職

<< >>
バックナンバー

この連載の一覧
著者プロフィール