語学達人への道

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2013/1/31  (1/4ページ)

インタビューに応える松本道弘氏(東京都台東区のホテルで)インタビューに応える松本道弘氏(東京都台東区のホテルで)

 同時通訳者で「TIMEを読む」キャスターの松本道弘(まつもと・みちひろ)。関西学院大学を卒業すると、老舗商社の岩井産業に就職する。しかし、就職から数年で「日商」と合併し、日商岩井(現、双日)となった。これを機に同社を辞める。

 「老舗が乗っ取られたような感じがして、いやになった。当時は審査部にいて、英語が使えなかった。辞めると言ったら、人事課から『君には残ってほしい』と引き留められたが、武士に二言はないと思い、きっぱり辞めました」。武士という言葉が飛び出した。宮本武蔵を崇拝する松本らしい発言だ。

 その後、松本はすぐに転職先を探すのではなく、変わった行動に出る。長野県の山に入ったのだ。「同じころ日商岩井を辞めた人は次の就職口を探して、いろいろなところに電話をしていた。しかし、ぼくは人生の区切りと思い、しばらく山にこもり、英語以外の本を読んでいました」。

 松本が山にいたちょうどそのころ、アポロ11号の月面着陸があった。松本はヒゲを伸ばし放題に伸ばして下山したとき、アポロ計画のことをテレビの再放送か何かで知った。そして、そこで同時通訳する西山千氏の存在も知ったのだ。西山氏は米国大使館で同時通訳者だった。

>> 講演会で西山氏に質問

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