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I'll bide my time until the opportunity comes to get even with him.

(私は、彼に仕返しをする機会がくるのを辛抱強く待つつもりです) 

Vocab Aid:

get even with ~(~に仕返しをする)

辛抱しながら「時節の到来を待つ」のが表題のフレーズの意味するところ。この慣用句をマスターしておけば、一見難しげな「雌伏~年・・・」だって簡単に言えます。「雌伏10年、彼は社長になった」はAfter 10 years of biding his time, he became the president。小難しい「雌伏」という日本語にとらわれる必要がない。いまに見ていろと辛抱しながらチャンスを待つことが「雌伏」なら、その意味合いはbide ~'s timeの中に自動的に組み込まれています。bide は「残る」「待つ」などの意味になる単語ですが、このイディオム以外で使われることは滅多にありません。

How to use:

A. What's that cat doing? It's been sitting there for five minutes now.

B. It is biding its time until a rat comes of that hole.

A. あのネコ何してるんだ?もうあそこに5分も座ったままだぜ。

B. あの穴からネズミが出てくるのを辛抱強く待ってるのよ。

Further Study:

我慢だ辛抱だと言っても、ものごとにはタイミングというものがあります。つまり「潮時」。これを見誤ると一生が雌伏の人生で終わりかねません。やはり人間は、起(た)つべき潮の流れになったときは決然として起たなければいけません。あのブルータスも、戯曲『ジュリアス・シーザー』の一幕でこう言っています。There is a tide in the affairs of men.(人のなすことにはすべて潮時というものがある――小田島雄志訳)。何をするのもしないのもタイミングが大事ということですね。このフレーズはそっくりそのままの形で「世の中にはタイミングというものがある」として現代に受け継がれています。

A. What are you going to do? Are you running in the coming election or what?

(どうする気?この選挙には出るの出ないの?)

B. Well, I'm still in two minds about it. I think there is a tide in the affairs of men.

(それがまだ迷ってるんだ。タイミングというものがあると思うんだよね)

コスモポリタン・インスティテュート(CI)

[日経Bizアカデミー2016年3月18日付]

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