仕事人秘録セレクション

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2016/3/28  (1/2ページ)

 異業種にトヨタ式を導入。

 1982年、ウシオ電機の社長だった木下幹彌さんがウシオ電機を立て直し、社長を降りられました。その際、株式会社MIPを立ち上げ、異業種にトヨタ生産方式を展開しようと「NPS研究会」を開きました。当時、大野耐一さんも鈴村喜久男さんもトヨタを退職しておられたので、豊田英二会長(当時)の了解を得て大野さんを最高顧問に、鈴村さんを実践委員長に招き、立ち上げ後1年で活動を本格化させました。

調印式には張氏や豊田氏が出席(右から2人目が本人)調印式には張氏や豊田氏が出席(右から2人目が本人)

 40~50社が参加した大きな研究会になりましたが、異業種ですのでトヨタ生産方式(TPS)とは言わずにニュープロダクションシステム(NPS)という名称を用いました。NPSのルーツはTPSですが、当時から製造現場だけでなく、開発、製造、営業販売と一気通貫で取り組む研究会で、経営そのものの改革を狙っていました。

 恩師の鈴村実践委員長が「お前も勉強したけりゃ顔を出してもいいぞ」と声を掛けて下さいましたが、当時は製造課長になりたてで、長期出張で席を空けるわけにはいきません。土日を使って通うことで勉強させていただきました。外食産業や食料品メーカーなど多種多様でトヨタではできない体験を積むことができました。

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