MBAはこう使う!

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2015/1/19  (1/3ページ)

 元ソニーCEOの出井伸之氏が認めた若手起業家がいる。マーケティング・コンサルティングや様々なコミュニケーション課題の解決策を提案・実施する、インターリテラシーの杉山大輔・代表取締役ファウンダー(35)だ。大学1年で起業するなど、根っからの起業家タイプ。その杉山氏と出井氏を結果的に結びつけたのは、杉山氏が経営者としてのステップアップを目指して取得したMBAだった。

■起業家としての原点は、少年時代の米国暮らしだった。

 インテリアデザイナーの父親の仕事の関係で、3歳から15歳までニューヨークで過ごしました。米国の子供は、庭の芝刈りやベビーシッターなどをして小遣いを稼ぎます。実体験を通じて、小さいころからお金を稼ぐことの重要性を学ぶのです。私も小学生のころ、冬に雪が降ると、よく友達と一緒に近所を回って、雪かきのアルバイトをしました。値段はその都度、交渉で決めます。夏は芝刈りもしましたし、自宅の不要品を庭先に並べて売るガレージセールもやりました。

 小学校は現地の学校に通っていましたが、いずれは日本に帰国する予定でしたので、小学6年の時にニューヨークの日本人学校に転校しました。校内で、読み終わったマンガ週刊誌を安価で売っていたら、その話が先生の耳に入り、「学校で商売をするな」とひどく怒られました。なぜいけないのか、その時の私には理解できませんでした。とにかく、こうした経験を通じ、私の中にアントレプレナー精神が徐々に育まれていったのだと思います。

 高校は日本でしたが、高校時代もいろいろなアルバイトをしました。大手小売チェーンの婦人服売場で働いたこともあります。「これすごく似合いますね」とお客様に話しかけるなど、積極的に接客しました。でも、時給はただ売り場に突っ立っているだけの他のバイトと同じ850円。この経験から、努力しても報われない働き方は将来、絶対にしたくないなと思いましたね。

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