MBAはこう使う!

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2016/2/22  (1/3ページ)

■授業で学んだことは、クリニックの経営に即、応用した。

 授業で特に面白いと感じたのは、組織行動学です。ベタな表現ですが、理屈では人は動きませんよ、ということを学びました。例えば、ある会社の組織がうまくいっているからといって、その組織を自分の会社でそっくり真似しても、絶対にうまくいかない。大切なのは組織の形ではなく、日々の運用です。そして、それを支えるリーダーシップについても学びました。言葉づかいや顔の表情、しぐさなどウエットな人間関係が大事だという教えが、すごく面白く感じました。

 私は習得した知識はすぐに試したくなる質なので、組織行動学の授業で学んだことを翌日、職場で試したことも結構ありました。すると、「山口先生、急にニコニコし始めて、また、なんか勉強してきたんちゃう?」などとスタッフにからかわれるのですが、それこそが授業の成果だったと思います。

 別の授業で企業価値について学んだ時は、後日、自分のクリニックの企業価値を実際に計算したりしました。また、在宅医療を支えるデータベースを構築するITビジネスの起業プランを考えたり、資本政策を作ってシミュレーションしたりもしました。企業価値を計算してみると、開業時に比べて事業の価値が倍になっていることがわかり、成長を実感。また、それまではお金のことなど全然わからなかったのに、「今の金利だったら明らかに資本コストが低いから、銀行から借りられるだけ借りたほうが得だな」などと、普通に考えるようになっていました。

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