MBAはこう使う!

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2015/1/26  (1/3ページ)

■KBSを無事卒業。ところが、しばらく精神的に落ち込んだ。

 落ち込みの原因はいくつかありました。第一に、とりあえずMBAを取ることを目的としてしまったため、その目的を達成したことで次に何をすべきなのか、わからなくなりました。また、妻が子育てに専念するため仕事を辞めたことで、家族を養っていかなれければならないという重圧が一気にのしかかってきました。

 ケーススタディーで様々な企業を知ったことが、逆に迷いにつながった面もあります。KBSでは、2年間で約500企業をケーススタディーで分析しました。しかもケーススタディーで取り上げる企業は、大半が、売上高が億や兆の単位の大企業ばかり。自分の会社と比べるとあまりにも違い過ぎました。もちろん、どんな会社だって最初は小さな会社からスタートし、何年、何十年もかかって大きくなるわけですが、その時はそんな冷静な見方はできず、漠然とした不安感に襲われました。

 共同で立ち上げた教育コンサルティングの会社にしても、しょせん自分は副社長で、最終的な権限を持っているのは恩師である社長。自分の自由にはできません。また、塾はいわゆる箱型のビジネスモデルなので、成長には自ずと限界があります。こうした様々な理由から、気持ちが沈みました。自分でもわかるほど口数が減り、笑顔が消え、やる気が失せました。そんな状態が3カ月ほど続きました。

 ある日、見かねた妹が、とある著名な作家の本をプレゼントしてくれました。内容が心に響いたので著作を読み漁り、著者に連絡を取って会いに行きました。面会したのは30分ほどでしたが、直接アドバイスをもらい、自分の気持ちが明らかに前向きに変化していくのがわかりました。

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