私の履歴書 復刻版 潮田健次郎

最終回 最後の使命 木造住宅の質高める 地震や地盤沈下対策を推進

 昨年6月に住生活グループの取締役を退任する際、私は会社の肩書を全くつけなかった。名誉会長などで残ると経営に口を出したくなりそうなので、すっきりと辞めた。  トップ人事では長男の洋一郎が会長…

第30回 後継者に悩む 引退伝え 長男やる気に 煙たがられていたと知る

 INAXとの経営統合後は私の体力も徐々に衰え、会社の将来を考えてトップ人事に悩むことが多くなった。  2003年6月、長男の洋一…

第29回 住生活グループ 経営統合、1時間で即決 多角化の戒め、社名に込める

 1992年(平成4年)に社名をトーヨーサッシからトステムに変えた。新社名は「TOYOSASH TOTAL SYSTEM」の略で、住宅関…

第28回 離別 腎臓病の妻 介護の日々 洋画の収集が唯一の道楽

 今回は私生活について書いてみたい。家内の恵祢子(えねこ)は十数年前に腎臓を患い、やがて人工透析を受けるようになった。病院で透析を受けた日は…

第27回 「コップの水」 人事区別せず融和図る ペア作戦で顧客流出防止

 当社が日鉄カーテンオールの買収を公表して間もなく、同社の商品開発スタッフが部長を筆頭に二十数人、そろって三和シヤッター工業に移籍してしまっ…

第26回 ビル用サッシ ちぐはぐ続き参入難航 事態打開を託してM&A

 ビル用サッシでは木製建具の製造時代のように苦戦を強いられた。住宅用サッシのシェア向上が最優先課題だったから、どうしてもビル用まで目が行き届…

第25回 株式公開 親子上場、後に見直す グループ内で競う弊害痛感

 トーヨーサッシは1985年(昭和60年)8月、東証2部に上場した。85年9月期の売上高は1500億円強、経常利益は80億円強で、「大型上場…

第24回 再び資金難 主銀行、決断ぶりで変更 データ処理のバグにも苦しむ

 住宅用アルミサッシでトップメーカーになっても、経営は安泰とはいかなかった。  1979年(昭和54年)、再び石油危機に見舞われる。茨…

第23回 門扉など総合化 良い家への願い 綱領に 物流システム整え効率化

 1970年代には物流改革にも取り組んだ。名古屋にある直営の営業店で見た異常な光景がきっかけだ。商品が通路まで山と積まれ、朝から総出で運…

第22回 シェア首位に 価格競争から脱却 決意 営業力、販売店支援で強化

 アルミサッシの先駆者だった不二サッシは、住宅用サッシのシェアを後発の吉田工業や当社に侵食されていった。不二サッシが衰退した原因は主に二…

<< >>