Bizアカセミナーリポート

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2015/4/14  (1/6ページ)

 東日本大震災から4年が経過した今、現地を訪ねるフィールドワークが人気を集めています。

 「何ができるか分からないけれど、東北の復興に関わってみたい」という人々が復興に取り組む現地のリーダーと出会い、自分らしい関わり方を見つける場として、全国各地から続々と参加者が集まっているようです。

 こうした「場」作りを手がけている有力な存在のひとつが、「1,000人以上の人々を東北の現場とつなげる」を掲げる<東北オープンアカデミー>。アカデミーを通してフィールドワークに参加したメンバーには、その一員として関連するイベントや発展的プロジェクトなどに参加する機会も提供されます。近々、アカデミーから生まれたプロジェクトを支援するファンドも設立されるとのこと。地域でのチャレンジを考える人には注目の取り組みです。

 全国からチャレンジャーを引き寄せる東北。今そこで、いったい何が起こっているのでしょうか?現地でそれを確かめるため、「地域とエネルギー」をテーマに陸前高田市にて実施された<東北オープンアカデミー>のフィールドワークに参加し、取材をしてきました。以下、その模様をお伝えします。

エネルギーの地産池消に関心を持ったメンバーが箱根山テラスに集結

長谷川建設・長谷川順一社長(左)と、東京から転職した溝渕康三郎さん(撮影:和田剛)長谷川建設・長谷川順一社長(左)と、東京から転職した溝渕康三郎さん(撮影:和田剛)

 今回のフィールドワークの企画者は、長谷川建設の長谷川順一さんと、東京から同社へ転職してきた溝渕康三郎さん。長谷川建設の特徴は、「建設会社でありつつ、エネルギー事業に取り組んでいる」ところ。いわゆる「地域の普通の建設会社」の枠を飛び越えて、新たな地域のあり方を示す存在として注目を集めています。

 地域の一建設会社が、なぜエネルギー供給に取り組むことになったのでしょうか?長谷川さんは、その理由をこう語りました。「震災直後、暖を取るにも電気や燃料が不足する状況が続きました。そこで感じたのは、地域で自給自足できるエネルギーが必要だとういうこと。陸前高田は山林が多く、林業が盛んな土地です。この豊かな森林資源を使って、次の世代に負荷をかけない『エネルギーの地産池消』の仕組みをつくろう、そう決めたんです」

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