鮨と珈琲 漢字から読み解く社会と経済

 日本語表記の多様性は世界に例を見ないものがあります。「紫陽花」に美しいイメージを膨らませる人がいる一方で、イメージが限定されて嫌がる人もいます。では「あじさい」や「アジサイ」なら人々はどう感じるのでしょうか。「すし」の表記も「寿司」「鮨」「鮓」など地域によって好まれる字が異なるといいます。では「コーヒー」と「珈琲」の値段の違いとは? ネット情報やメールが重視される現代では、「語感」よりも「表記感」が重視される傾向があります。
 中国・日本・韓国の漢字、それによる表現法の比較、国内での社会による漢字の違い、表記感は経済行為にどう影響するのか。漢字を客観化し研究対象としてきた第一線の研究者が、漢字表記から現在の「社会」「経済」を読み解きます。講義と質疑を通して、教養を高めながら何かビジネスのヒントをつかんでみませんか。
 ビジネスパーソンのほか言葉や漢字に興味のある方々の参加もお待ちしております。

開催日と申し込み締め切り日

開催日…2014年12月3日(水)
 第1部:15時00分~16時30分(開場:14時30分)
 第2部:19時00分~20時30分(開場:18時30分)
 ※第1部と第2部の内容は同じです。
申し込み締め切り日…2014年11月20日(木)
※申し込み多数の場合は抽選となります。抽選となった場合、選にもれた方にもメールでご連絡いたします。
※受講のご案内およびお支払いの方法は、申し込み締め切り後、メールにてご連絡します。

プログラム(予定)

1 表記・当て字・俗解
「はたち」を過ぎたら「才」は「歳」?
漢字の音義の一人歩き
2 食品から見た漢字
「からあげ」は「唐」か「空」か?
「そば」と変体仮名
珈琲とコーヒーの値段
3 方言漢字
銀座は「鮨」 鮨・鮓・寿司・すし…
海老・蝦・エビ・えび
「腐」のない「とうふ」
高知に「玉子」はない
4 漢字が生むイメージ
あなたを迷わすスーパーマーケット
「肌」で感じること
まつげ・まつ毛・睫・睫毛・マツゲ
「美」は嬉しくない?

協賛


講師


笹原宏之氏
早稲田大学社会科学総合学術院教授
笹原宏之氏

1965年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。博士(文学)。2007年から現職。専門は日本語学(文字・表記)で、経済産業省の「JIS漢字」、法務省の「人名用漢字」、文部科学省の「常用漢字」などの制定・改定に携わる。著書は『日本の漢字』(岩波新書)、『国字の位相と展開』(三省堂、金田一京助博士記念賞)、『当て字・当て読み 漢字表現辞典』(三省堂)、『漢字の現在 リアルな文字生活と日本語』(三省堂)、『方言漢字』(角川選書)、『漢字に託した「日本の心」』(NHK出版新書)、『漢字の歴史 古くて新しい文字の話』(ちくまプリマー新書)など多数。

当日の講座の様子


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