つらい仕事が楽しくなる心のスイッチ

この記事をはてなブックマークに追加 この記事をmixiチェックに追加
印刷
2014/12/24  (1/3ページ)

 部下をもつ人なら、誰もが感じるのが、人はなかなかこちらの思うように動いてくれないということだ。上司と部下といっても、それぞれに意思をもち、価値観も性格も違う他人同士なわけだから、思い通りに動かせるわけがない。

 ゆえに、部下が自分の思うように動かないからといって、いちいちイライラしていたら身がもたない。それをわかってはいても、どうしてもイライラしてしまう。そんなとき、どうしたらよいのか。答えは、自分の頭の中に刻まれている不適切な信念を書き換えることだ。

 アメリカの臨床心理学者エリスに始まる論理療法では、人の悩みや否定的感情は、できごとや状況そのものによってもたらされるのではなく、そのできごとや状況をどう受けとめるかによってもたらされると考える。そして、悩みや否定的感情を生み出す受けとめ方の根っこにある思い込みをイラショナル・ビリーフという。イラショナル・ビリーフを書き換えることによって、悩みや不適切な感情を取り除くことができるのだ。このメカニズムは、A―B―C―D―E理論によって説明される。Aはできごと(Activating event)、Bはビリーフ=固定観念(Belief)、Cは結果(Consequence)、Dは反論(Dispute)、Eは効果(Effect)である。

論理療法
エリスによって提唱された心理療法。悩みを生み出す根源となっているものごとの受けとめ方と変えていくことを目指す。

イラショナル・ビリーフ
非合理的な信念。論理療法では、悩みを生み出す根源はイラショナル・ビリーフにあるとみなす。それを合理的なものに書き換えることで悩みを解消、あるいは軽減することを治療目標とする。

>> B(ビリーフ)=固定観念を書き換えるには…

<< >>
バックナンバー

この連載の一覧
著者プロフィール

この著者の連載一覧