つらい仕事が楽しくなる心のスイッチ

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2015/3/11  (4/5ページ)

 この5つの心の得点をグラフ化したものをエゴグラムという。自分の5つの得点をもとにエゴグラムを作成してみよう。エゴグラムを作成すれば、自分の5つの心の偏りが一目瞭然である。そこにあなた自身の個性があらわれている。

 父性、母性、現実性、奔放性、従順性という5つの心それぞれの特徴を、単独でみるだけでなく、その組み合わせをみていくことも必要である。

 たとえば、父性も現実性も強い人は、リーダー的な素質をもつ人物といえる。これでさらに母性も強ければ、面倒見のよい親分肌・姉御肌の人物、さらに奔放性も強ければ親しみやすくて頼りがいもある人物ということになる。

 一方、母性や奔放性が弱くて、父性と現実性が突出している場合は、たとえ有能であっても近寄りがたい雰囲気の人物ということになる。これで現実性が弱ければ、ただの威張りたがりと言わざるを得ない。

 母性の強い人は、そのあたたかな雰囲気が周囲の人たちの気持ちを和らげる。奔放性も強ければ、明るくて面倒見のよい人物ということになる。さらに現実性も強い場合は、気やすく相談できる頼もしい人物ということになる。

 ただし、母性に加えて従順性が強く、奔放性が弱い場合には、うじうじして愚痴っぽい人物ということにもなりかねない。

 現実性が強い人は、現実社会をうまく乗り切ることができ、仕事でも人間関係でも適応的かつ無難な行動がとれる。だが、母性や奔放性が弱い場合には、その冷静さばかりが目立ち、抜け目ない感じに受け止められたり、親しい関係を築きにくかったりする。

 奔放性の強い人は、考え方も感情表現も自由で、思いのままに行動するため、それが良い方向に発揮された場合は、イキイキして魅力的な人物になる。ユーモアのある面白い人物、既成観念にとらわれない豊かな発想の人物というように。母性や従順性も適度にあれば、場を盛り上げ、親密な雰囲気を引き出す不思議な能力を発揮したりする。

 だが、奔放性が良くない方向に発揮された場合は、自分勝手でわがままな面が前面に出やすく、つき合いにくい人物になったりもする。

エゴグラム
心理臨床家バーンの交流分析をもとに、弟子デュセイが開発した。5つの心の強弱をグラフであらわす日本版エゴグラム測定尺度は広く利用されている。

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