BCGの特訓

この記事をはてなブックマークに追加 この記事をmixiチェックに追加
印刷
2016/2/5  (1/3ページ)

スキルは集めるよりも「使い方」が重要

 繰り返しになるが、誤解しないでほしいのは、「スキルはまったく不要で役に立たない」と言っているわけではないことだ。スキルは必要ではあるが、個別のスキルを揃えること「だけ」を追求しても、成長し続けられる人にはなれない、と認識していただきたい。

 では、スキルマニアを脱して、成長し続けられる人になるには何が必要なのだろうか。

 継続的な成長を実現させるためには、個別スキルの習得を超えて、大きく2つの要件が求められる。

 1つ目の要件は、スキルの「使い方」を身につけることだ

 ビジネスの現場でもっとも重要なのは、次々に発生するさまざまな課題に対してスピーディに対応していくことだ。1つひとつのスキルを究めることは重要だが、残念ながら、特定のスキルだけで対応できる課題は非常に少ない。また、場合によっては、自分が身につけたスキルを使おうとこだわるあまり、実務対応の障害になることすらある。

 中途採用のコンサルタントの場合、入社半年くらい経つと、分析やスライドライティング(プレゼンなどで使用するスライドの作成)のスキルが一定の水準に到達するのが一般的だ。

 今までできなかったことができるようになると、自分が新たに身につけたスキルを何かと利用したくなる。ところが、その結果は必ずしもサクセスストーリーになるわけではない。

「非常に精緻な分析アプローチで対応しようとして、意思決定のスピードが犠牲になる」「誠意と情熱で納得してもらうべき話を、理詰めで説明しようとして失敗する」など、冗談のような話が現実に起こるのだ。

 どのようなスキルであっても、いつ、どのような形で使うべきかを判断する力がなければ成果にはつながらない。

>> 球種を増やし、球速を追求するだけでは勝てない

<< >>
バックナンバー

この連載の一覧
著者プロフィール