BCGの特訓

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2016/2/12  (1/4ページ)

なぜマインドセットが重要なのか

 先に学校の優等生タイプほどチェックボックス・メンタリティに陥り、スキルをコレクションする方向に目がいきがちだと書いたが、その原因は受験勉強的なメンタリティだけではない。スキルの習得に集中するほうが、わかりやすいしスマートに見えるからだろう。

 前回で説明した成長を加速し持続するための3つの要件、①マインドセットを持つこと、②個別のスキルを習得すること、③スキルの使い方を磨くことのうち、スキルの使い方を磨くプロセスは、個別スキルを習得することに比べて泥臭いし、どれだけ頑張れば成果が出るのかもわかりにくい。

 ましてやマインドセットと言われても、それがどんなものか、はっきりしないし、目に見える成果に直結しているようには思えないだろう。

 しかし、だからこそマインドセットが重要だと言えるのだ。

 ビジネスパーソンはどの企業でも、働くにつれて求められる役割が変化する。あわせて、求められるパフォーマンスの質も変化する。

 新入社員に(特に日本企業において)求められるのは、作業者としてのパフォーマンスが中心であることが多く、この頃はリーダーについていく“フォロワー”だ。スキルだけで貢献できるのは、この段階のみと言っていい。主にリーダーから与えられた指示に従って仕事(作業)をするので、スキルを習得して作業効率が上がることが成長となる。

 しかし、スキルマニアの人たちは、そのまま一生「作業屋」、あるいはフォロワーであり続けたいのだろうか。

 他人の答えで仕事をするフォロワーから、自分の答えで仕事をするリーダーになりたいのであれば、ひとつ壁を越えなくてはならない。

 そして、その壁を越えるために必要なのが、3つのマインドセットなのである。それぞれ詳しく見ていこう(図1―3)。

>> 他者への貢献に対する強い想い――マインドセット①

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