BCGの特訓

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2016/2/26  (2/3ページ)

最後は、強いメッセージ・想い

 スキルをコレクションすることから脱して、スキルを使いこなし、正しいマインドセットを持つことが重要である、ということを述べてきた。それで、成長は加速するし、持続する。それに加えて、ビジネスを引っぱっていくうえで最後に大事になってくるのは、自分は何を成し遂げたいのか、伝えたいのか、というメッセージ(想い・思想)である。

 一例を紹介しよう。BCGでは、クライアント企業に対するトレーニングを提供することがある。先日もクライアント企業の執行役員を対象にプレゼンテーション研修を行い、姿勢やプレゼンの構成、ジェスチャーなどについてアドバイスした。

 そこでは、単に基本形を伝えるだけではなく、それぞれの参加者に実際にプレゼンを行ってもらい、それぞれに合った型(やり方)も伝えている。個々人なりの型を身につけていけば、短時間でもプレゼンはうまくなる。ただし、それだけで良いプレゼンができるようになるわけではない。

 参加者とのやりとりのなかでたどりついた結論は、結局、「何を相手に伝えたいか」というメッセージの強さ、それを伝えるための言葉を練ることに尽きるのではないかということだった。型(スキル)が使いこなせても、中身(思想)が伴わなければ成果はあがらない。

 パワーポイントやアクセスのスキルは、目的を達成するための単なる手段にすぎない。アニメーションなどを駆使し、凝ったデザインのプレゼン資料を作ることができても、それだけで相手に伝わるプレゼンテーションができるようにはならない。

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