BCGの特訓

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2016/2/26  (3/3ページ)

 逆に、パワーポイントが使えなくても、力強いメッセージがあれば、ホワイトボードに1文書くだけで、説得力のある提案ができる。

 これをやりたい、これを伝えたい、という強い想いは、ビジネスを進めていったり、人を引っ張っていったりするうえできわめて重要である。それがないと、結局は“作業屋”“便利な人”止まりになってしまう。

 この点は、育成そのものとは少し離れるが、長期的に大変重要なことなので、連載の最後に強調しておきたい。

まとめ

✔スキルだけ集めたり磨いたりするだけでは成長できない。「スキル」に加えて「使い方」と「マインドセット」がセットで必要。

✔特に、「マインドセット」は成長のベース。これがないと持続的な成長は困難。

✔「マインドセット」は変えられるもの。「育てる人」も「育つ人」自身も、意識して変える契機を捉える必要がある。

✔「今」優秀なのではなく、自分で環境変化に合わせて成長し続ける人材になることが重要。

◇   ◇   ◇

木村 亮示(きむら・りょうじ)
BCG東京オフィス パートナー&マネージング・ディレクター

京都大学経済学部卒業。HEC経営大学院経営学修士(MBA)。国際協力銀行、BCGパリオフィスを経て現在に至る。幅広い業界のクライアントに対して各種事業戦略の策定・実行支援、新規事業立ち上げ、トランスフォーメーション(構造的改革)などのコンサルティングを行っている。BCGジャパン 人事/人材チームの総責任者として、コンサルティング・スタッフの育成、採用、人材マネジメン卜などを統括している。アジアパシフィックの採用チームリーダーも務める。

木山 聡(きやま・さとし)
BCG中部・関西オフィス パートナー&マネージング・ディレクター

東京大学経済学部卒業。伊藤忠商事株式会社を経て現在に至る。広範な業界のクライアントに対して各種事業戦略、新興国戦略の策定・実行、トランスフォーメーション(構造的改革)、ガバナンス改革等の支援を行っている。BCG中部・関西オフィスの社内マネジメン卜を統括するとともに、BCGジャパン 人事/人材チームのコンサルタン卜育成委員会のリーダーとしてコンサルティング・スタッフの育成に携わる。

BCGの特訓 ―成長し続ける人材を生む徒弟制

著者 : 木村 亮示, 木山 聡
出版 : 日本経済新聞出版社
価格 : 1,728円 (税込み)

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