ダイバーシティに挑む

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2016/3/10  (1/3ページ)

 外国人の目で日本企業を観察したら、何が見えるのしょうか。今回インタビューしたレ ティ タン タオさんはベトナム南部、ホーチミンから西へ約160㌔メートルほど行ったメコンデルタ最大の都市カントーの出身。日本に留学し、現在はアサヒビールに勤務しています。彼女の目に映った、「日本のカイシャ」について聞きました。

ベトナムの産休・育休は半年

━━入社されて7年目と伺いましたが、会社ではどんなお仕事を?

 以前はベトナムとシンガポールの営業を担当していました。組織改編で国際部がホールディングスから事業会社のアサヒビールに移管されたため、現在はその経営企画本部内にある国際部で、予算管理など経営分析に関わる仕事をしています。

━━昨年4月に育児休業を終えて復帰されたそうですが、子育てに関して、日本とベトナムの違いを感じることはありますか。

 日本は本当にありがたいです。ベトナムの場合、産休と育休を合わせて半年しか取れません。それ以前は3ヵ月しか休めなかった時代もあります。

 私の場合、制度的には2年まで休めますが、実際には1年半で復帰しました。1年で復帰したかったんですが、保育園がなかなか見つからなくて……。ベトナムの場合、産休・育休は短いんですが、保育園はたくさんあります。両親も子どもの面倒をよく見てくれますから、その点は助かりますね。

 私の両親も孫の面倒を見るために、しょっちゅう日本に来ています。ベトナムではこれ、ふつうなんです。孫の面倒を見るために、おじいちゃんやおばあちゃんはアメリカでもヨーロッパでも、どこへでも行きます。友人の家では1年を4つに分割して、彼女のお父さん、お母さん、次に旦那さんのお父さん、お母さんと3ヵ月ずつ交代で、双方の両親に子どもの面倒を見てもらっています。

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