ダイバーシティに挑む

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2016/3/24  (1/3ページ)

 北欧のフィンランドと日本は、意外と多くの共通点があるのをご存じですか?その1つは、両国民とも無口で英語が苦手なこと。日本に留学した経験があり、フィンランドと日本、双方のビジネスや文化にも詳しいフィンランドセンター所長のめりあ・カルッピネンさんに、詳しい話を聞きました。

沈思黙考するフィンランド人

━━ヨーロッパの中でも、フィンランド人は無口で知られるそうですね。「何を考えているのかわからない」と言われることもある、と聞きました。なんだか、親近感が湧きます。

 そうなんです。フィンランドの友人が日本に来ると、「ここはいいわ。みんな、ほっといてくれるから」と言います。フランスに行ったら、流暢なフランス語で話さなくては相手にしてもらえませんし、アメリカに行けば、常におしゃべりしないといけない。「その点、日本は楽でいいわ」と。黙っていても、日本では「愚かな人」と思われはしないか、と心配しなくて済みます。

 フィンランドにも「沈黙は金なり」ということわざがあるんです。フィンランド人がイメージする「賢い人」は、沈思黙考して、めったに話さない人。日本人の考え方と、よく似ているでしょう?

 それと、英語が苦手なのも同じです。フィンランド人も、これにはだいぶ悪戦苦闘しています。

━━そうなんですか?

 アメリカ人のようなネイティブ・スピーカーを前にすると、「これ、なんて言うんだっけ?」「あれは、どう伝えればいいんだ?」と固まってしまう。これは、典型的なフィンランド人の反応です。

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