フォロワーシップ~困った上司にどのように関わるのか

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2016/3/28  (1/4ページ)

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下から言われても欠点は変えられない

 結局ここまで言ってきたことは、あなたの上司がたとえあなたにとって迷惑な存在に思えたとしても、上司の欠点を気づかせよう変えようなどともくろむのではなく、今ある上司の強みを自分のために使ってはどうかという提案です。

 これは上の立場に立って考えればすぐに分かることですが、もしあなたの後輩や新人があなたの欠点をあなたに気づかせようとしたり、あなたの弱みをあなたが克服するよう働きかけてきたらどのように思うでしょうか?

 人によっては「何様のつもりだ? まず自分のことを何とかしろ!」と腹立たしく思うかもしれません。

 困った上司の部下になる辛さは分かりますし、私も過去を振り返ると胃が痛くなるような思い出もたくさんあります。それでも上司を自分の理想の上司に変えようとする試みは、相手の反感を買うだけで、あまり効果が薄いと思われます。

 中には聞き分けの良い上司もいて、下の立場からの厳しいフィードバックに耳を貸してくれる上司もいるでしょう。そうした上司の器量は大したものです。

 しかし、本当は単に気が弱く部下からの突き上げに逆らえないだけなのかもしれません。ですから、指摘されたことを認め、それを克服すべく本人が努力したとしても、あなたに対して好感を抱いているとは限りません。

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