出世する人は人事評価を気にしない

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2015/2/10  (1/4ページ)

弱いつながりはビジネス上のセレンディピティをもたらす

 強いつながりは価値の源泉だ。では第二のつながりである、弱いつながりはどうだろう。

 弱いつながりも価値を生み出す。

 ただし、その生み出し方は確実ではなく、段階的でもない。その代わりに、強いつながりよりも大きな変化を引き起こし、強いつながりからは生まれないような大きな価値を生み出すことになる。

 ビジネスにおける弱いつながりとは、単なる知り合いのことではない。

 前提として、その人と知り合っているのがあなただけ、という状態だ。

 例えば、新しい見込み先から問い合わせを受けたとしよう。窓口になったのがあなたで、社内では相手の会社と面識のある人はいない。結果としてその会社との間でビジネスにならなかったとしても、あなたにとってその会社の担当者との関係は、弱いつながりだ。

 弱いつながりにならない例は、例えば、長年付き合いのある取引先と軽く知りあうような場合だ。あなた以上に深いつながりを持つ人が社内にいれば、強いつながりにすらならないだろう。

 弱いつながりとは、相手側が持つ強いつながりとの窓口として、あなたが認識されている状態だ。どんなビジネスパーソンでも、強いつながりは必ず持っている。その強いつながりとしてのネットワークが、他のネットワークにつながる唯一の点になることを目指す。それが弱いつながりを増やすということだ。

 弱いつながりから生まれる価値は、確実でもなく段階的でもない。

 それは偶然のチャンスと言い換えてもいい。

 しかし幸運と思われる人は、実はこの偶然に助けられることが多い(J・D・クランボルツ、A・S・レヴィン『その幸運は偶然ではないんです!』ダイヤモンド社、2005)。そして偶然の幸運は、手に入れやすくすることができる。それが弱いつながりを増やすことだ。

>> 今後10年間の間に幸運をもたらす“青い”つながり

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