「優秀社員」の法則

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2015/10/28  (1/4ページ)

9・時代で変わる優秀さの基準を察している

 世の中で「優秀」と言われる人は、「その会社において優秀」であると同時に、「今の時代において優秀」でもあります。しかし、世の中は常に変化しており、その「優秀さ」は時代とともに陳腐(ちんぷ)化しがちです。あとの章でもくわしくお話ししますが、「優秀」であり続けることは、実はかなり大変なことなのです。

 頭ひとつ抜けた仕事をしていたとしても、その環境が突然、変わることがあります。スポーツの世界で、ボールの規格が変わったり、ルール自体が変わるのと同じです。時代だけでなく、職場やオフィスが替わったり、上司が替わったり、会社が統合されて2社が1社になったりなど、会社における環境の変化は結構多いものです。

「今やっている仕事は今日で終了です。明日からは別の業務に就いてください」「来週から大阪に転勤です」「今日から上司は外国人です」となったときに、今までのやり方では通用しない可能性もあります。そこで「優秀さ」が一気になくなることもあるのです。

 たとえば、10年前に人材ビジネスで「優秀」と言われた人がいたとします。かつては転職希望者が何を考えているのかはわからないから、まずは「実際に話を聞こう」というところが重要視されていました。それが10年経ち、転職者の考え方は変わってきました。さらにネット時代になり、転職者の希望やスペックもデータで簡単にわかるようになりました。

 一方、企業サイドも採用のアプローチが変わっています。広告をつくって、そのビジュアルメッセージで訴えるのではなく、転職希望者のレジュメを見て、直接スカウトメールを打つようになりました。転職する人も、採用する企業側も、データベースを管理して、どう戦略的に動くかが重要な時代になってきたのです。

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