「優秀社員」の法則

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2015/9/30  (1/4ページ)

1・相手にストレスを感じさせない「ダンドリ力」(大前提)

「優秀さ」はその会社固有のローカルルールにより具体的な意味が異なると言いましたが、どんなルールであっても、その根底には共通してある前提が存在するのではないかと感じたことがあります。

 ライフネット生命の岩瀬大輔社長とお会いしたときのことです。彼はハーバードのビジネススクール(経営大学院)を首席で出ており、面識のないときから「優秀」という噂を耳にしていました。実際に会ってみても、頭脳明晰で、発言も立派、人間としてもとても魅力的な人物でした。

 彼のように「優秀な人」は通常、とても忙しいものです。一日に何人もの人に会い、打ち合わせも次々とこなしていかなくてはならない。当然のことながら、そこでいろいろな仕事が残ってしまう。「今度、○○さんを紹介しますね」「さっき話に出たラーメン屋さんの情報、後でメールします」といった、ちょっとした約束事もしかりです。

 たとえば打ち合わせでコーヒーを飲んだとします。「このコーヒーもおいしいけど、前に御茶ノ水で飲んだコーヒーは格別でした」という話をしていて、「そのお店、どこにありますか? 今度ちょうど御茶ノ水に行く用事があって、寄ってみたいです」と言われた場合。

 岩瀬さんなら「今すぐはわからないんですが、後でメールを送りますね」と言って、その場を離れた瞬間にささっと処理してしまうのです。そこですぐに処理しないと、後にどんどん溜まっていってしまうからです。「ダンドリ力」、つまり処理能力が非常に高く、コミュニケーションをとる中で相手にストレスを感じさせないのです。

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