「優秀社員」の法則

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2015/11/4  (1/4ページ)

11・過去の成功体験は割り切って捨てている

 仕事をする中で、成功した人の「武勇伝」を耳にすることがあります。「仕事の成功体験を皆の前で話してください」と請われて披露(ひろう)する人もいれば、自ら話し出す人もいます。

 過去の失敗談であれば、何年経っても共通している部分があり、学べることも多いでしょう。後輩や仲間が同じ失敗をしないよう、「俺はこんな失敗をしたから、皆も気をつけろよ」と注意喚起することができます。

 一方で、成功体験を聞くにつけ、感じることが2つあります。

 ひとつは、よくよく聞いても成功した理由がわからないということです。成功理由をあまり分析しないまま話している人が多いので、自慢にしか聞こえません。

 もうひとつは、「その時代だから成功したのでは?」ということ。「あのときはバブルだった」「当時は今と比べ物にならないほど本が売れていた」など、時代の後押しがあってこその成功体験と言わざるを得ない話が多いように思えるのです。

 私自身、営業マン時代の話をしていると、よく「当時の成功体験を聞かせてください」と言われます。そこでふと考えるのです。「今の時代に活かせることなど、いったいいくつあるのだろう」と。

 営業で売り上げをあげるために重要なことは、会社の経営者、つまりキーパーソンに会うことです。その一番簡単な方法は、「自宅に直接伺うこと」でした。自宅の前で待ち伏せするのです。可能であれば奥さんに名前を告げ、お宅にあがらせてもらう。そこで持参した手土産を渡し、その会社の社長をベタ褒めしていれば、気分を悪くする人はいません。

 しかし、これを今の時代にやったら、どうでしょう? 面識のない会社の社長の自宅にいきなり押しかけ、家にあげてもらう。昔は実際にまかり通っていた手法ですが、今なら通報されてもやむなしでしょう。

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