「優秀社員」の法則

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2015/11/11  (3/4ページ)

14・根こそぎ違う「指導法」を提示できる

 これまでの日本の会社では、指導者のほとんどが、かつて自分が上司や先輩たちから教えてもらった指導法を踏襲していました。しかし近年、日本の企業でもこの指導法が著しい変化を遂げつつあります。すこしずつではありますが、時代の変化に合わせて、世代や性別、価値観の違う人々が一緒に仕事をしていくために、指導法も変わってきているのです。

 ありがちなのは「僕自身、若いころに体育会系で厳しく指導された。だから怒るべきときは怒るけど、ついてきてほしい」というタイプ。しかし、今の若い人たちは「俺についてこい」と言った瞬間に心が折れてしまう。伴走型でないと、ついてきてくれません。

 同様に、「僕が若いころは、先輩にそこまで教えてもらえなかった」「昔はそんな細かいことまで言わなかった」「10年前は、いちいち一人ひとりと面談はしなかった」といった言い分も、最近では通用しなくなってきました。

 指導者は、今、目の前にいる相手がどんな思考を持ち、どんな考え方をしているか、それを理解したうえで指導法を変えなくてはなりません。たとえそれが自分のやりたくないことであったり、自分のカラーに合わなくても、そこは目をつぶらないと。「自分のやりたいこと」ではなく、「世の中が求めていること」「必要とされていること」を基に考えるべきです。

「このチームはどうすれば成功するか」「どうしたら勝てるのか」ということを第一に、部下たちが最大限にやる気を出して成果をあげられる方法を考えるのです。自分の評価をあげることだけを考えているようでは、優秀な指導者とは言えません。

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